ホームスクールがうまくいくかは色々な要素によりますが、親は最も重大な要素の一つと言えます。親が子供の成長を促すこともありますし、逆に咎めることもあります。今回、そんな成長を咎める親のタイプの一つに「妄想する親」がいます。今回はそんな「妄想する親」の特徴とその対処法について述べます。
・「妄想する親」ってこんな親
通信制高校や塾で働いていたころ、仕事柄生徒の親御さんに合うことが多かったです。色々な親御さんがいましたが、子供の教育でうまくいっていない親御さんには「妄想する親」が多かったです。「妄想する親」とは、「子供は~したいと思っている」というような言葉を使います。例えば、「子供は自分の居場所が欲しいと思っている」「子供はアメリカに留学したいと思っている」という感じです。そして、共通点として、子供は親が思っていることを「思っていない」ということです。
・「妄想する親」は「妄想上の子供」のために動く
「妄想する親」は現実の子供のためではなく「妄想上の子供」のために動きます。「妄想上の子供」が欲しているから、その願いをかなえるために動くのです。例えば、子供のために塾やフリースクールを探したり、問題集を買ったりします。そしてそのような行動は、自分ひとりで行います。決して塾の見学に子供が行くことはないですし、本も一人で買います。そして当たり前ですが、現実の子供はその塾に行くことはないですし、買った問題集もやりません。そして「妄想する親」はSNS上で愚痴を吐きます。「せっかく自分が、子供のために~をやったのに!」
・原因は子供とのコミュニケーション不足
「妄想上の子供」が出来上がってしまうのは、子供とのコミュニケーション不足であることが明らかです。子供の状況を何となく見て、判断してしまっているのです。子供とのコミュニケーション不足の原因は色々あるでしょう。しかし、コミュニケーション不足で子供が特に必要なないものを用意されても、お互いに苦しいだけです。子供のために何かしたいであれば、子供からニーズを聞き出さなければならないのです。
親なので子供のために何かしたいという気持ちを持っている方が多いと思いますが、子供のニーズに合っていなければ残念ながら「おせっかい」に過ぎません。これは子育てに限らず営業などの仕事上でも言えます。ニーズに合わないものを売るのは「押し売り」です。子供に押し売りをしてはいけないのです。
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前職は通信制高校の営業職。教育業で講師としてのの経験が長いが、若い時は営業職を中心に色々な仕事を経験する。前職でホームスクールというものを知り、ホームスクールのことをもっと知ってもらいたいと思い現在こちらのサイト、ホームぺージプラスαを立ち上げる。現状の教育制度から、オルタナティブ教育業界、学習の仕方など、教育に関して色々な記事を書いている。時には辛口記事を書くことも。1児の父で趣味は野菜作り。
「「妄想する親」になっていませんか。~ホームスクーラーの親業~」への1件の返信