【ホームスクール】日本のホームスクールの現状

最近NetFlixで赤毛のアンを見ています。やっと、シーズン1を終えたばかりです。赤毛のアンは1908年に発表された話なので、大体19世紀終わりか20世紀初め位の話だと思います。ご存知の通り、舞台はカナダの片田舎です。主人公のアンが学校で悪影響を及ぼしているんじゃないかと思っている親御さんたちがホームスクールをアンの養母に進めるシーンがあります。この時代の段階で学校はあるが、ホームスクールも可という状態なんだろうなと思われます。現在もカナダではホームスクールは市民権を得ているようです。




・日本でのホームスクールのポジション

さて、日本ではどうでしょうか。ほとんどの人が「ホームスクール」という言葉を知らないのではないでしょうか。強いて言えば、「ホームスクール、ああ、不登校ね」みたいな人がチラホラいるのかなぐらいでしょう。誤解を招かずに言えば、ホームスクールは学校に行かないという意味では不登校と同義語と言えますが、学習の場を家庭主体にしているという意味では、不登校とは異なります。不登校の生徒でも「学校に復帰したい」「学校で学びたい」と言う生徒はいます。そういう生徒はホームスクーラーとは言えないでしょう。




・法律上のホームスクール

さて、このホームスクールですが、法律上では合法と考えられます。確かに、学校教育法の16条、17条において、子供を小中学校に行かせる義務を保護者は負うことになっています。しかし、2016年に基本教育機会確保法が成立しました。内容は、不登校の児童・生徒の教育の機会を確保する内容で、平たく言えば、学校以外の場、例えば、家庭、塾、ホームスクールという場所での学習を認める、というものです。




・現状のホームスクール

実際にホームスクールが学校で認められるかどうかは在籍している学校長の判断となっています。一概にどのケースだと認められて、どのケースだと認められないか、は状況によって異なります。まずは学校長のホームスクールに対する考え方が影響を及ぼすでしょう。学校長がホームスクールに理解がある人であればいいのですが、そうでなければどんな生徒でもホームスクールは難しいでしょう。また、児童・生徒がどのような理由でホームスクールにしたいのかというのも焦点になります。私が関係した生徒の場合だと、まず場面緘黙症の生徒のホームスクールは認められました。彼の場合は、定期的に学習した内容を学校に提出することでホームスクールが認められました。後は、学習障がいを持った生徒の場合です。この生徒の場合は、フリースクールに通い、それが学校への出席と同等と認められていました。逆に、比較的、認められない、認められにくいケースで言うと、生徒が学校での学習についていける状態の時です。例えば頭のいい生徒だと、学校の授業が簡単すぎて馬鹿らしくなるケースがあります。ギフテッドと呼ばれる生徒ならなおさらかもしれません。しかし、学校側としても、学校の授業を受けられない、ついていけない場合はホームスクールを認めても、そうでない場合は、ホームスクールは認めない、もしくは認める理由がない、というのが現状かと思われます。




・ホームスクーラーと学校とのやりとり

たとえ、ホームスクールをするにしても在籍している学校とは定期的にやり取りはしなければなりません。法律上で明記されているわけではないですが、これはホームスクーラー側にとっても有益だと思われます。一つは、義務教育終了の資格、つまり中学卒業資格を得るためです。定期的に連絡をとっているのであれば、学校には来ていなくても学校側は無下にはできないでしょう。もう一つは、虐待の疑いを避けるためです。学校側としては、在籍している児童・生徒側から何の連絡もないとすると、その家庭での虐待を疑わざるを得ません。「大きなお世話!」とホームスクーラー側は思うかもしれませんが、社会全体で考えた時、実際に子供の虐待をしている家庭もあり、そういった家庭で苦しんでいる児童・生徒の事を考えると、学校側のチェックも納得できます。




・在籍している学校の除籍は可能だが・・・

在学している学校からの除籍は案外可能です。在住している市役所等で手続きは可能です。簡単な書類に名前や学校名、除籍の理由を記載します。海外赴任やインターナショナルスクールへの転籍が主な理由のようですが、ホームスクールも可のようです。今、20歳前後のある日本人のプロピアニストも、学校が煩わしいという理由で在籍している学校から除籍しています。しかし、正直これはあまり得にはなりません。義務教育を修了していない状態なるというのはもちろんですが、万一学校に復学したいときにそれが出来ない場合もあります。学校からの連絡等はなくなりますが、かなりのリスクを負うことになります。




日本でホームスクールをすることは、昔ほど難しくない世の中になったと思います。在籍している学校とのやり取りはありますが、そこをうまくやればかなり充実した学習ができます。学校にも筋を通すことで、堂々とホームスクールを始めましょう。










のぶしのてらこや(自宅学習・ホームスクールプラスα 運営会社)
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