ウチは比較的BSを見るほうかもしれません。「ちいさな村の物語 イタリア」も好きですし、中国ドラマのよく見ます。「大改造‼劇的ビフォーアフター」は嫁が大好きです。BSは結構インターナショナルだったり、ちょっと専門的だったり、大衆すべてが望まなくても好きな人は見る感じがします。数あるBSの番組の中で、「空港ピアノ」「駅ピアノ」は日曜日の昼下がりによく見ます。それを見ながら、「ああ、ピアノっていいなあ」って思います。それはピアノができるというスキルだけではなく、ピアノが弾けることで人生の幅が広がっているような感じがするからです。事実、ピアノを弾いている人は何かイキイキしているように感じます。今日はそんな感じで記事を書きます。
・「駅ピアノ」って何?
平たく言えば、公共の場にピアノがあり誰もが自由にいいピアノがあります。「駅ピアノ」は駅に置かれたピアノの話、「空港ピアノ」は空港のピアノの話、「街角ピアノ」は街角のピアノの話です。そのピアノを弾いているところを撮影し、少し取材をします。舞台は欧米が中心です。ピアノを弾く人で、プロの人もいますが、アマチュアの人が圧倒的に多いです。面白いなと思うのは結構色々な人がピアノを弾くことができます。学生さんだったり、ITエンジニアだったり、大学教授だったり、「えっ」と、思う強面の人だったりが弾くこともあります。日本でピアノが弾けるのはクラスに一人位でしょうか。欧米では日本よりもピアノを弾くということが一般化されているのかもしれません。

・案外独学が多い。曲目もバラバラ
日本では、ピアノを弾くとすれば誰かに習うのが一般的な感じがします。しかし、ピアノを弾いた人に訊いてみると、案外独学でピアノを学んだという人が半分近くいる感じがします。独学だからできないということはもちろんありません。素人目線でもかなり難しいなと思うような曲も弾きます。曲目はクラッシックからポップスまで色々です。皆が独自の好みを持っていて、皆がそれを尊重している感じです。日本だとポップスしかしらない子供も多いですが、欧米だと色々な音楽を楽しんでいる感じがします。

・演奏のプロになることだけが音楽の目的ではない。
インタビューを受けた人がピアノを弾く理由で様々な意見を述べています。もちろんプロを目指す人もいます。しかし、それは一握りに過ぎません。「好きな曲を弾けるようになりたい」「ストレスを発散するためだ」という言う人もいますし、「口下手な自分には音楽が自分の表現方法」と言う人もいます。音楽セラピストの方もいたりと、それは様々です。ピアノを含め楽器を弾くことは、なにか弾くこと以上の意味があるのだと思われます。

・ウチの姉は日本の音楽教授法につぶされたのかもしれない。
ウチの姉は3歳からピアノを始めました。父曰く、理由はおもちゃのピアノで自分で曲を弾き始めたからとのことです。現在でも音感はあると思うので、才能と言う点では間違っていなかったかもしれません。しかし、某有名音楽教室に入りましたが、いつのまにか辞めていました。練習をするのが嫌になったからだそうです。すべての人がそうではないのですが、音楽の先生でヒステリックで、生徒が自分の思うように弾かないとブチ切れる人も多いそうです。ピアノの先生のみならず、音楽の先生でも同じようなタイプがいます。

・学校の音楽の授業は楽しくなかった。
正直、義務教育での音楽の授業は楽しいものではありませんでした。生徒が大きい声で歌わないとヒステリーを起こす先生だったからです。加えて、縦笛が嫌いでした。縦笛のテストで「タンキングが出来ていない」といつも言われていました。タンキングは縦笛を習いたての小学校3年生で習うのですが、中学3年生でもタンキングが何かしりませんでした。加えて、期末テストには習った記憶のない音楽記号の問題が出ます。音楽の成績はいつも「アヒル」でした。

・音楽の授業がないほうが音楽に興味を持つ?
逆に音楽の授業がない高校生になってからアコースティックギターに興味を持ち、大学になってからはクラッシックギターを弾いていました。ウチの大学がアメリカの大学だったため、ギタークラスがあり、そこで単位を取ることができたので、毎学期ギタークラスを取っていました。練習は熱心で、毎日3時間位弾いていました。やらされているのではなくて、楽しいから自分でやっていました。練習場所は学校の中庭で、「いつもそこでギターを弾いている奴」で有名だったかもしれません。

・「やらせる」のではなく「やらせる」
上の見出しをみて?マークになった方も多いかもしれませんが、この2つの「やらせる」は意味が異なります。前者は使役に意味の「やらせる」で後者は放任の意味での「やらせる」です。つまり、親とか先生とかの思惑で子供がやりたくもないことをさせるのではなく、子供がやりたいようにさせてやることが大事なのではないかと思います。本来音楽は、「音を楽しむ」ものです。曲を弾くときはミスとか失敗にとらわれたりしますが、楽しいから自発的に「じゃあミスを減らそう」となります。自分の好きな曲を好きなだけ弾かせる自由を与えることで、子供が音楽に興味をもって自発的に練習します。まあ、仮に子供が音楽に興味を持たなくても、それはそれでいいんですけどね。

のぶしのてらこや(自宅学習・ホームスクールプラスα 運営会社)
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前職は通信制高校の営業職。教育業で講師としてのの経験が長いが、若い時は営業職を中心に色々な仕事を経験する。前職でホームスクールというものを知り、ホームスクールのことをもっと知ってもらいたいと思い現在こちらのサイト、ホームぺージプラスαを立ち上げる。現状の教育制度から、オルタナティブ教育業界、学習の仕方など、教育に関して色々な記事を書いている。時には辛口記事を書くことも。1児の父で趣味は野菜作り。