英語のスピーキングの練習というと、ネイティブの先生がいないとできないというイメージを持たれている方もいるかもしれません。しかし、人に頼るとなるとボランティアでない限りお金もかかりますし、発音の訓練は素人だと難しいです。例えば、日本人で日本語の発音指導をしろ、といっても具体的な発音指導はやはり訓練を受けた人でないと難しいでしょう。しかも、たとえ訓練を受けた人の指導でも、生徒の発音が上手くなる保証はありません。指導でもうまい、へた、があるからです。実は色々調べてみるとWordでスピーキングの練習ができるということがわかり、実際にやってみました。
・Office Wordの音声入力を使う。
一人でスピーキングの練習をする際に、よく言われてきた練習方法は録音でした。録音して自分のスピーキングをチェックするという方法です。しかし、この方法だとどこが良くてどこが悪いのかわかりません。Wordの音声入力の場合、英語で何かを言った時、それが文字として現れます。基本的に、自分が意図していた文が現れた場合、自分の発音があっていて、そうでない場合は何かがおかしいと思えばいいと思います。具体的な音声入力の方法は以下のリンクをご覧ください。
リンク:https://www.becoolusers.com/use/voice-input-windows.html
・Google Documentでも同じことができるが…
Google Documentでも同じことができます。メリットはOfficeが入っていないパソコンでも、googleアカウントさえあれば利用できます。使い方はOffice Wordと変わりません。デメリットは、音声入力の精度です。同じように音声入力をしても、Office Wordだと正確にでるのですが、Googleのアカウントだとそうではない場合があります。あまり不正確な道具を使うと逆に過度に自信を失ってしまうので、できる限りOffice Wordを使うことをお勧めします。
・単語一語vs文
Office Wordは文の中で聞き取りづらい、または誤った発音がされた単語が出てきても、他の単語から意味を推測して補います。これは、私たちが日頃会話をする方法と似ています。逆に言えば単語だけを発音した場合、自分の意図と違った単語が出てくる場合があります。しかし、Office Wordが100%正確かというとそうでもありません。下記リンクの記事を見ると、ネイティブが話した場合、300 words中平均14.6wordsのミスがあったそうです。これは話した人のミスかもしれないので、一概にどうとは言えませんが、Office Word側にもミスがあるということを理解しておく必要があります。
リンク:https://www.businessnewsdaily.com/10188-free-paid-dictation-software-comparison.html
・特定の音声を持つ単語を使っての訓練
例えばthの音を持つ単語をいくつか言ってみて、それが思った通りに出ているかを調べてみると、その音の発音がきちんとされているかわかります。例えば、
this, that, throat, strength, though
と発音してみて、ある程度正確に狙い通り出ていれば問題ないでしょう。苦手な発音は徹底的に練習しましょう。
・まとめ
発音をネイティブ並みにしないといけないと思っている人もいるかもしれませんが、私はそこまで思っていません。英語も国際語になったこともあり、非英語圏のアクセントも許容されるようになってきました。とはいえ、相手に自分の意図を理解して貰うためにはこちら側も発音をよくする努力はある程度必要でしょう。また、発音をよくすることで、リスリングも良くなるので、この練習は案外プラスの面が多いです。
のぶしのてらこや(ホームスクールプラスα 運営会社)
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前職は通信制高校の営業職。教育業で講師としてのの経験が長いが、若い時は営業職を中心に色々な仕事を経験する。前職でホームスクールというものを知り、ホームスクールのことをもっと知ってもらいたいと思い現在こちらのサイト、ホームぺージプラスαを立ち上げる。現状の教育制度から、オルタナティブ教育業界、学習の仕方など、教育に関して色々な記事を書いている。時には辛口記事を書くことも。1児の父で趣味は野菜作り。