【親子不仲】残念ながら不登校の原因に家庭はあり得る。【急激な変化】

不登校の原因というのは多々あり、人それぞれです。それは学校でのいじめであったり、学校との学習の方針が合わなかったり、など様々です。家庭は不登校の原因になり得るでしょうか。もちろんです。私も様々なケースを見てきましたが、「正直これは家庭が原因だよな」と思ったケースが複数ありました。今回は家庭が不登校の原因になるメカニズムと実際のケースを紹介します。




・マズローの5段階欲求から少し見えてくる不登校の原因

マズローの5段階欲求というのは結構周知な話です。最初に食べる・飲む、の生理的欲求があり、それから身の安全を欲する安全欲求があります。それから家庭や組織に属して安心感を得たいと思う社会的欲求、自分の能力を認められたいという承認欲求、最後に何かを成し遂げたいと思う自己実現欲求があります。マズローの5段階欲求はピラミッド型になっていて、下の欲求が満たされないと、上の欲求が生じることはありません。例えば、生理的欲求が満たされていなければ、安全欲求は生じません。

不登校になった時に、勉強をしたいと思っていれば正直安心だと思います。恐らく原因が学校の教育方針と合わないとかそういった理由ではないかと思います。ホームスクーラーの大半はこれに当てはまるのではないでしょうか。学校に行かなくても家庭などで居場所があり、認められているのであれば、心理的な問題は全くないでしょう。

しかし、不登校になった時に学習もしたくない状態というのは、自己実現欲求より下の欲求が満たされていないからだと言えます。その原因はいじめなど学校での問題、もしくは家庭での問題ということになります。少なくとも言えることは、こういった心理状態になった場合は「何かしら」の原因があるということです。そしれ、家庭が原因で不登校になっている場合は、子供は学習どころではなくなっている状態のはずです。






・実際に家庭が原因で不登校になったと思われるケース

親が離婚の危機で、どちらも子供を罵るケース

まず、高校生の男の子のケースです。不登校になり、転校を何回も繰り返していましたが、どの転校先でも不登校の状態でした。親御さんを見ているとその原因が、親御さん自身であることが見えてきました。そこのご家庭は、親夫婦がかなり険悪な状態で、離婚寸前でした。母親の方が少し精神病の気があり、子供にも「お前は出来ない子供だ」というような悪口をよく言っていたそうです。父親の方も転校ばかりして結局不登校になる子供に対して罵声を浴びさせていたそうです。小さい時は学業も優秀だったので、プライドも高い子供だったのでなかなか解決も難しかったですが、子供がアメリカに留学することで親子別に暮らすようにしたそうです。

親が教師であまり子供を見ることができず、且つ他の兄弟と比べられるケース

これも、高校生の男の子のケースです。親御さんが教師の方でした。(案外、親が教師で子供が不登校というケースが案外多いです。)本人は学校に行こうとするとお腹が痛くなる過敏性腸症候群の状態でした。ある日、親御さんと面談をする機会があったのですが、話を聞いてみると彼女がその子の悪口しか言わないことに気が付きました。「バスに一人で乗れない」「変に気を遣う」などと言っていて「お姉ちゃんは大丈夫なのに」というようなことや、兄弟間のトラブルがあっても何もしていない状態でした。恐らくその子は家庭での居場所がなく、誰からも認められないケースだったのではないかと思います。

親子間で仲が悪く、もめているケース

最後も、高校生の男の子のケースです。高1の終わりごろに退学したケースでした。しかも、レポートさえ出せば単位がとれて進級が出来ていたのにも関わらずです。親御さんと本人と別々に話を聞いてみると、親子間で仲が悪いことが分かりました。面談時には、親側は子供の文句を永遠といい、子供は親の文句を永遠にいう感じです。結局退学してから1年間、子供は別の学校に行くということもなく、ゲームをして過ごしていたそうです。




・解決策はあるが・・・

家庭が原因の場合の不登校の解決策は、家庭にある原因を取り除くことなのですが、正直かなり難しいです。理由の一つはまず家庭に原因があるのに、家庭に原因があると思っていない・認めない、ケースです。家庭以外の場所、つまり学校に文句を言い続ける親御さんも残念ながらいます。仮に家庭にある原因が見えていたとしても、解決までが容易ではないでしょう。

しかし、子供が15歳を超えるとある程度解決策も見えてきます。一つは「別居」です。子供が独立して別のアパートを借りる。ちょっと厳しいかなということであれば、民営の寮に住むという方法です。これであれば、問題のある家庭から離れることもできますし、寮が家庭的であれば、子供も社会的欲求を満たすことができます。事実、こういう方法で難を逃れた家庭もあります。



・まとめ

家庭に問題がある場合、正直、教育者はほとんど何もできません。しいて言えば、勇気をだして「ご家庭に問題があるのではないですか」というくらいです。(恐らく大目玉を食らうのでほとんどの教員が事なかれ主義を貫きます。)まずは家庭に上記のようなケースがないかどうか、あるとすればどのように解決できるか、考える必要はあります。



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