【重要】ホームスクールを取り巻く政治的な動き~喜ばしい所と懸念すべき所~【多様な学び保障法を実現する会の総会に行ってきました】

ホームスクーラーの立場は政治的にどうなっているのかは知っておくべきことです。これを知っていることで、自分たちが行っている独自の教育にプラスになることがあります。一方、自分たちに不利になる政治活動はやはり止めなければなりません。本日、多様な学び保障法を実現する会の総会に参加してきたので、そこで学んだことや感じたことを記載します。




・多様な学び保障法を実現する会とは?

一言で言えば、公教育以外の学びを認めてもらうための活動をしている団体です。ホームスクールなど、公的と認められていない教育組織の集まりと言えます。大きな動きでは、2016年12月の基本教育機会確保法の成立に大きく寄与しました。現在も、多様な学びを実現するために活動をしている団体です。

ホームぺージ:http://aejapan.org/wp/




・多様な学び保障法を実現する会のこの1年の動き

今回の総会での発表から、2つの活動が見られました。1つ目は基本教育機会確保法の周知です。国会でこの法律が成立されても、学校や教育委員会がこの法律を知らなかったということは多々あるようです。教育現場へこの法律の周知をすることで、より多くのホームスクーラーが在籍する学校に認められる形で独自の教育を勧められるようになります。2つ目の活動として、不登校対策の目的として「学校復帰前提策」が撤廃され、「社会的自立」のみが挙げられたことです。これまでは、不登校生はいつか学校に戻るということが前提でしたが、この通知でホームスクーラーは学校に戻されることなく、独自の学習に取り組むことができます。

出典:「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」令和元年10月25日https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1422155.htm




・経済的な支援はまだまだ受けられそうにないが、仮にそうなったら制度的な問題もある。

また、不登校生家庭が独自の教育を受けるための公的な経済的支援の実現はまだまだ難しいようです。国や地方自治体に働きかけてはいますが、予算的な問題はもちろん、制度的な問題もあるでしょう。たとえば、何をもって不登校とするかです。極端に言えば、お金をもらうために子供を学校に行かせない家庭も出てくるでしょう。また、経済的な支援はどの様に受け取れるのでしょうか。今回の総会では、経済的な支援の定義として「フリースクール等での授業料、交通費、教材費」としていました。あくまで、フリースクール等へ行っている児童・生徒への処置で、そういった所に行っていないホームスクーラーは蚊帳の外にされた感じはします。ホームスクーラーが直接、経済的支援を受けられるようにするには、アメリカ、カリフォルニア州のようにホームスクーラーの登録制などの仕組みが必要になると考えられます。





・フリースクールが悪い意味で「第2の学校」にならないか

総会の中では、フリースクールの制度化に関しての話も出てきました。これは、不登校生がフリースクールに行くことで、義務教育を修了したことになることを目指しているものです。現状は、フリースクールへ通うことで学校の出席と見なす場合はありますが、あくまでその判断は学校長に委ねられています。

フリースクールが制度化されると、フリースクールとして認可される所とされない所が生まれます。この線引きはどの様にするのでしょうか。また、この線引きの基準が生まれると、結局その基準を守るため、フリースクールも画一化されることになります。

そもそも義務教育は、ある程度の学力を児童・生徒が身につけることを目的にしています。そのような目的がないフリースクールへの通学に行くことが義務教育の代わりとしていいのでしょうか。

最悪、「義務教育を修了させるために、学校に行かないのであればフリースクールに行きなさい」みたいな感じになったらそれこそ終わりです。ホームスクーラーには、フリースクールに行かない権利を持っておくべきです。





・結局は、フリースクール等のための政治運動?

この総会ですが、構成員はフリースクール関連の人達で構成されています。確かに、多様な学び基本法を実現する会はホームスクーラーに役立つ活動もしています。しかし、今回の総会では、それと並行して、「フリースクール等」のための政治活動を行っているという感じをしました。仮に、本来ホームスクーラーが得るべき利益が損なわれているならば、それは抵抗しなければなりません。結局、ホームスクーラーが公的な利益を得たいのであれば、どこかの団体に任せず、ホームスクーラー自身が立ち上がらなければなりません。最悪、自分たちに関わる政治活動には注視しておく必要があります。







のぶしのてらこや(ホームスクールプラスα 運営会社)
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