学校に行かないと決めて、変わりに毎日通うところの候補としてフリースクールを挙げる人もいますが、この記事ではフリースクールというのはどのようなところなのかを述べたいと思います。
フリースクールって何?という質問に対して簡単にいうと、学校に行かない児童・生徒が昼間過ごす所というのが一般的な答えです。フリースクールにも色々ありますが、まず学校のようにカリカリ勉強をするところはまずないのではないでしょうか。学習をする場というよりは、遊びの場という感じです。学校の半分位のところや、ほとんど学習をしないところもあります。遊びの内容もフリースクールによってさまざまですが、なぜか卓球台を置いているところが多いです。スタッフが何かやってくれるところもあれば、子供のやりたいままにやらせているところもあります。
フリースクールの教育方針の結構バラバラです。農業体験をさせてくれるところもあったり、太鼓をたたかせるところ、芋版を作ったりするところもあります。教育方針によって子供に合う、合わないはあると思います。共通しているところは学校のやり方に否定的で、塾を敵視しているところです。
最近は大手がこの業界に入ってきました。学研やトライグループがフリースクールを出しています。古くから経営しているフリースクールは結構やられているそうです。
公立のフリースクールもないこともないですが、フリースクールのほとんどは私立です。特に国からの補助金が出ているというわけでもないので、その分は月の月謝に跳ね返ってきます。大体月で5万円というのが相場ではないでしょうか。一般家庭だとちょっと手が出ない金額です。
フリースクールの他の問題は、地方に少ないということです。都市部では結構あるのですが、地方にはあまりないです。利用したくても利用できない人も多いのではないでしょうか。
案外あるのが同族嫌悪です。フリースクールは不登校生が通うところです。正直不登校生というフレーズにポジティブなイメージを持つ人はほとんどいないのではないでしょうか。フリースクールに行くということは、そんな不登校生と一緒にされるという思いがして、フリースクールに行きたがらない生徒もいます。また、実際に行ってみて、他の児童・生徒と合わない生徒もいます。
文科省の統計だと、フリースクールに通っている生徒は不登校生全体の約2%ほどと言われています。金銭的な問題、教育的な問題、などデメリットも大きいのではないかと思います。確かに子供の居場所という点や、フリースクールに入れば在籍している学校が出席扱いになるというメリットもありますが、やはり2%という数字が示している通りやはりデメリットがメリットを超過しているように思えます。
結論から言うと、フリースクールがすべてではないどころが、ソリューションの一つに過ぎないということです。ホームスクールをより良くする方法は他にもたくさんあります。自分に合ったやり方を試してみても良いと思います。
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前職は通信制高校の営業職。教育業で講師としてのの経験が長いが、若い時は営業職を中心に色々な仕事を経験する。前職でホームスクールというものを知り、ホームスクールのことをもっと知ってもらいたいと思い現在こちらのサイト、ホームぺージプラスαを立ち上げる。現状の教育制度から、オルタナティブ教育業界、学習の仕方など、教育に関して色々な記事を書いている。時には辛口記事を書くことも。1児の父で趣味は野菜作り。