ホームスクーラーが検討すべき通信制高校のデメリットについて

前回の記事では、通信制高校のメリットについて述べました。時間的にも金銭的にも効率的に高校卒業資格を得たい人にとっては通信制高校に進むメリットはあると思われます。しかし、一般的な学校にもあるように、通信制高校にもデメリットがあります。今回は、通信制高校進学を検討する際に参考になるデメリットについて記載します。

・ピア効果は期待できない。

同じ学校の生徒から受ける影響を「ピア効果」と言います。例えば、優秀な生徒がクラスにいて、その生徒からいろいろ教わることができれば、プラスのピア効果があると言えます。偏差値の高い学校の場合、基本的には皆頭が良いので、お互いに助け合って、または競い合って学力を伸ばすということは可能です。

さて、通信制高校の場合、そういった効果は皆無といった方が良いでしょう。まず、毎日他の生徒と出会うことがなく、この点で言えばピア効果も何もないと言えます。スクーリングの日に同級生と出会う機会があります。どんな生徒がいるかは運しだいです。基本的には通信制高校に受験というフィルターはないので、色々な生徒がいます。正直、「どのコも優秀」ということはないでしょう。というのは、簡単なレポートの提出を期限までに出さない生徒が多数の高校もあるからです。

結構、そこら辺の生徒の質は高校によって異なります。私が会合で良くお邪魔していた通信制高校は生徒が挨拶をしてくれる印象の良い高校でした。一方で、生徒がタバコを吸っているのを見ても注意しない高校もあります。気になる学校があれば、その高校を見学に行くのがいいでしょう。

・通信制高校だけで一定以上の学力は望めない

通信制高校での授業は、イメージ的に「落ちこぼれでも卒業できる授業」です。授業内容も簡単ですし、真面目にやっていれば卒業できます。(それでも卒業できない生徒も結構でてきます。)

しかし、そんな授業なので大学受験には全く役に立ちません。独自で学習したり、塾で対策したりというのが一般的です。(そのくせ、生徒が有名大学に入ると高校の「実績」として公表します。)あくまで通信制高校に入るのは高校卒業資格だけを目的として、高校のレポートはチャチャとやってしまって、大学受験の対策はじっくり行うという戦略を取られている方もいます。

・指定校推薦はない

普通の高校であれば、指定校推薦が受けて大学に入れます。最近は一般推薦、指定校推薦、AO入試を併せると、一般受験の生徒よりも多いそうです。評定平均さえクリアすればほぼ確実な指定校推薦ですが、通信制高校でこの制度を設けているところはあまりありません。あったとしても、正直そこまで人気のあるところでもありません。

・部活も文化祭もそれなりでしかない。

元々望んでいないと思いますが、やはり部活も文化祭等もそこまで盛り上がりません。定時制・通信制高校の大会のようなものはありますが、正直小規模です。みんなで何かをやるということが少ないので、文化祭もやらないところも多いです。(強いて言えば、N高の文化祭は ニコニコ超会議内で行われます。)

正直、通信制高校に関しては学位以上のものはあまり期待できないというのが現状です。しかし、それが通信制高校の良いところかもしれません。仕事や他の活動がある生徒にとっては、体育祭などのイベントは無駄でしかありません。いずれにしても、高認にするか、通信制高校にするか、はたまた一般的な高校にするかは、中3の段階でよく考えて決めることが重要だと思われます。


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