人によってはキリがいいところでホームスクールを開始したいという人もいれば、今すぐにでも開始したいという方もいます。学年途中でのホームスクール開始はメリットもあればデメリットもあります。今回は学年途中でのホームスクール開始について述べます。
・学年途中でのホームスクールは可能
少なくとも日本においては学年途中でホームスクールを行うことは可能です。特に法律で縛られていることもありません。学期の途中でホームスクールを行うことももちろん可能です。すぐに始めることによって、その分早くやりたい活動を始められます。
・本人もクラスメートもスッキリしないかも
きりのいいところで学校からいなくならないと、本人とクラスメートは何かスッキリしないでしょう。十中八九学校で特に送別会とか行ってくれるわけではないので、ある日クラスから一人クラスメートがいなくなったという感じになります。担任から説明はあるかもしれませんし、ないかもしれません。学校での仲のいい友達は引き続き遊びに来てくれたらいいのですが、やはり疎遠になるのはさけられないでしょう。
・学期途中で辞めた学年の課程を修了したことにならないかも。
義務教育の途中で学校に行かないことにするホームスクーラーには特に大きな痛手はないかもしれません。学校との話し合いで、ホームスクールでの学習内容を定期的に報告することで卒業できる約束をされている方は全く問題ないでしょう。しかし、高校生だとそうはいきません。100%留年になります。特に高1の課程を修了する、しないで高認の免除科目の数が異なります。高1を修了していれば、おそらく4科目ほど受験が免除されます。高認全体が8科目なのを考えるとかなり楽になります。
よくこの点を相談を受ける際に、話をするのは「精神衛生上学校にいることが限界かどうか」という点です。気持ち的に限界であればもう学校に行かないほうがいいでしょう。そうでなければ、ホームスクールを始めたい理由によっては学年末まで粘ってみるのもありかもしれません。特に高校生は単位の問題もあります。
これで「ホームスクールの基礎」シリーズは修了です。このシリーズ以外にもたくさんホームスクールに関する記事を記載していますので、気になる記事は是非チェックしてみてください。今後ともよろしくお願い致します。
ホームスクールプラスα 運営会社
ホームスクールを支える塾 のぶしのてらこや
ホームスクールを支える塾のぶしのてらこやサブホームぺージ
ホームスクールプラスα
お問合せに関してはこちらからご連絡ください。
info@nobushinoterakoya.org

前職は通信制高校の営業職。教育業で講師としてのの経験が長いが、若い時は営業職を中心に色々な仕事を経験する。前職でホームスクールというものを知り、ホームスクールのことをもっと知ってもらいたいと思い現在こちらのサイト、ホームぺージプラスαを立ち上げる。現状の教育制度から、オルタナティブ教育業界、学習の仕方など、教育に関して色々な記事を書いている。時には辛口記事を書くことも。1児の父で趣味は野菜作り。
「ホームスクールの基礎その10~学年途中でのホームスクール開始~」への1件の返信