通信制高校に通う生徒から話が色々聞けた、の巻

前の日曜日にオンラインで行っている通信制高校の生徒によるイベントに参加しました。イベントの内容は通信制高校について知ってもらうことを目的にしており、実際に通信制高校に通う生徒のプレゼンや彼らとのグループディスカッションが行われました。進行役の生徒も通信制高校の生徒で初めてながらも、きちんと進行を務められたと思います。イベントには通信制高校の生徒やその友達、通信制高校に入学することを検討している生徒など10名~15名程度が集まっていたようです。




個人的にこのイベントに参加したかったのは、通信制高校の生徒やそこへの進学を検討している生徒の生の声を聞きたかったからです。これまでは、そこの学校の職員など、大人が話していましたが、どうしてもオブラートに包まれているところもあり、彼らと直に触れることで、彼らの本音を聞きたかったというのがあります。ちなみに大人の参加者は私一人だったので「あら?いいのかしら?」と思いましたが、歓迎していただいてよかったです。




イベントの最初に通信制高校に在籍する3名によるプレゼンがありました。内容は、彼らが何故通信制高校を選んだ理由と現在の活動について述べています。共通して言えることは、彼らは通信制高校に入ったことで成功した人達で、何かしらの自信を持っているように感じました。活動内容は、イベントの運営であったり、起業であったり、と様々でした。




プレゼン後のグループディスカッションでは、1.プレゼンをした通信制高校に入って起業を志す高校生、2.このイベントを主催した生徒の友達で進学校に通っている高校生、3.ゲームに興味があり通信制高校への進学を検討している中学3年生、とグループになりました。ディスカッションというよりは色々な情報交換という感じです。




上記であげた1.の生徒の詳細をあげると、①中学時代は勉強もあまりできなかったが、危機感はあった、②通信制高校に入って単位をとるための勉強はすぐ終えた、③高校内で起業に関するワークショップがあったのでそれに参加した、④アパレル業界でニッチな市場で起業を考え中、という感じです。傍目から見ると、彼はキラキラして見えました。プレゼンでもそのような見せ方をしていたように思えます。一方でビジネスについてもしっかりと勉強しているのが垣間見られました。頑張ったのはもちろん彼ですが、在籍している通信制高校の環境が彼の成長を手助けさせたといっていいでしょう。




このグループディスカッションで印象的だったのが、彼が全日制の高校に通う生徒の前で話をしたエピソードです。彼から見ると、全日制の生徒はかなり消極的だったようです。質問をする際に、恥ずかしいからといって手を挙げず、なにかやりたいことがあっても「部活があるから」と言い訳してなにもやらない、と話してくれました。全日制の生徒は、高校に入って知識は身に付けたかもしれませんが、人としての成長が全くなかったように思われました。




もう一つ印象的だったのが、上記で挙げた2.の生徒の悩みです。所謂進学校お通っている彼は、学校でも授業以外に多くの補習を受けなければなりません。彼自身が「なぜ勉強するのだろう」という疑問を持っていることを発表してくれました。これは、進学校の生徒に特にみられる傾向です。学習の意味を分かっていないまま、学習をしているのです。これは明らかに現場の先生が原因だと思われます。




通信制高校の実態は、良く言って1割の優秀な生徒と9割のダメな生徒で成り立っているという感じでしょう。優秀な生徒は、通信制高校のメリットである自由な時間を利用して、自らが望む活動に費やしています。これが、起業であったり、プログラミングであったりします。こうした活動が、将来に活きてきます。事実、グループディスカッションで一緒になった生徒は難関大学にAO入試で受かっていますし、例え起業が成就しなくても、そこで学んだビジネス感覚は仕事で役立つでしょう。一方で、ダメな生徒は恐らく、他に選択肢がないために通信制高校に入り、引き続き夢も希望もないままだらだらと過ごしています。これは、ある通信制高校の説明会で話された事実であり、私もこういった状況を見てきました。




一般的な学校に行くことができる生徒やその親が、通信制高校を毛嫌いする理由は、そういった生徒が大部分を占めるからでしょう。悪い意味のピア効果で、自分の子供に悪影響を及ぼさないかと感じると思います。それは当たり前のことです。また、通信制高校の通学コースは国や地方自治体からの補助の対象外になるために、実際に払う授業料が下手をすれば年間100万円ぐらいになります。これも大きな障壁でしょう。




しかし、たくさんある学校の中で、自分の描いている将来像に育ててくれる学校がたまたま通信制高校だったのであれば、その通信制高校を選ぶべきです。偏差値で学校を選ぶ時代は終わり、本当に自分にあった学校を選ぶべきなのです。


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