学校に行かなくなった子供が行く先として、学校などから勧められる場所は適応指導教室だと思います。地方自治体が運営している施設で、学校行かない子供が学校に行く代わりに行く場所です。目的は、学校に戻ることを前提としていますが、最近は法律も変わり、この前提もなくなってきたように思えます。教員免許をもった先生、もしくは一旦退職した先生が児童・生徒の面倒を見ます。
文科省の統計上、不登校生の10%程度が適応指導教室に通っているようです。フリースクールの2%に比べると支持はまだされていると思います。個人的にもフリースクールに行かせるのか適応指導教室に行かせるのかどちらと聞かれると、間違いなく適応指導教室に行かせます。理由は以下の通りです。
1.無料
まず、地方自治体が運営しているので授業料等は一切ありません。フリースクールだと週5で行かせると50,000円位月でかかってしまうので、これは大きいです。
2.学習ができる。
基本的には学習をする場所なので、安心して預けられます。しかも結構対応が柔軟です。集団授業を基本行っていますが、個別で学習できるところもあります。集団で勉強するのと、個別で勉強するのと、選ぶことができるところもあります。教員免許の持った先生が教えてくれるので教育の質は保たれます。レクリエーションもあるので、個別に勉強していたとしても、そういうものには参加するのもありです。フリースクールだと全部遊びのところが多いので、学力がつきません。学校の廃校を使っているところもあるので、運動場など、設備が整っているところもあります。
3.毎日通わなくても良い。遅刻、早退も可能
特に毎日行かなくても構わないです。遅刻や早退にも寛容です。気分を変えて図書館などで勉強したくなったら、早退してもいいです。子供を預けておく場所としても機能すると思います。ホームスクーラーの親もずっと子供と一緒というわけにもいきません。仕事に出たい方もいるし、家事で忙しい場合もあります。逆に言えば、ある程度親と子供が離れている時間があるのが自然です。お互いの時間を作るためにも、適応指導教室を利用するのは良いと思います。
私自身、仕事で3つの適応指導教室にお邪魔したことがあります。先生の感じは、やさしいそうな方、厳しそうな方、と色々でした。少なくとも、家以外の学習の場としてはいいのではないでしょうか。家だけだと限界な部分があるので、適応指導教室の施設を利用するという気持ちで行ってみるのもありだと思います。
参考: http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_kurashi/024/024260.html
(典型的な適応指導教室)
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前職は通信制高校の営業職。教育業で講師としてのの経験が長いが、若い時は営業職を中心に色々な仕事を経験する。前職でホームスクールというものを知り、ホームスクールのことをもっと知ってもらいたいと思い現在こちらのサイト、ホームぺージプラスαを立ち上げる。現状の教育制度から、オルタナティブ教育業界、学習の仕方など、教育に関して色々な記事を書いている。時には辛口記事を書くことも。1児の父で趣味は野菜作り。