高認vs高卒:ホームスクーラーにとってはどっちが有利?

ホームスクーラーにとっての転換期は、中学3年生だと思います。なぜなら、義務教育が終わり、本格的に一般人が進む道と異なる道を選ぶからです。ホームスクーラーの中には、中学卒業と同時にプロの道を目指す方(例えば、将棋の棋士など)もいらっしゃりますが、大概はやはり高校、大学への進学を考えているのではないでしょうか。今回は高認と高卒を比べてみました。

・ホームスクールから高校進学となると・・・

ホームスクールから高校進学になると、(中学卒業資格が得られるのが前提ですが、)内申点が実質0点のため、正直高校の選択肢は狭くなってきます。メインはやはり通信制の高校になるでしょう。公立、私立両方ありますが、どちらもそこまで高くありません。しかし、通信制高校への通学を希望する場合は場合によって、学費は1年で100万円を超えます。地方自治体の補助はありますが、スズメの涙です。仮に通学を希望するのであれば、所謂チャレンジスクールと呼ばれている学校だと、中学の内申点はあまり考慮されません。後は高校で設けられている長期欠席者枠の利用が考えられます。案外見落とされているのが、一般受験でも内申点の割合が低いところもあります。人気のある都立国際高校もそうです。関西の私立高校もあまり内申点を考慮に入れません。その他学校によっては内申点を見ないところもあるので、高校からは一般的な高校と考えられているホームスクーラーは、調べてみるのもいいと思います。

・高認は1年で取れる、高卒は3年絶対に必要

高認は8科目の試験をパスすれば合格です。16歳から受験可能なので、1年で取得もできます。また、英検や数検などを前もって取得していれば、受験免除になるので中学生の段階でも準備ができます。また、高認の受験資格に中学卒業資格は必要ありません。一方で高校は3年間在籍の義務があります。これは単位制の高校でも同じです。最低74単位を3年間で取得しなければなりません。

・高認=高卒ではないが・・・

高認取得は高卒ではありません。しかし、高卒と同等とするパターンが多いです。大学や専門学校の受験資格として高認が使えるのはもちろん、態度を決めかねている企業は多いですが、就職時に高卒と同等と扱うケースが増えているようです。(文科省調べ)また、履歴書上で高認取得の旨を記載することが可能です。

・高認が使えないケース

高認が使えないケースはないことはないです。一つは海外の大学などに進学する場合です。どうしても時間がない場合は、その国の高認にあたるもの(例:アメリカであれば(GED)の受験をするしかありません。基本的に高認は日本国内でのみ通用します。これと同じ意味で言えば、ビザ取得の際に不利になる点です。バレエなどの海外を拠点にして働きたい方は高校卒業の資格を得るために頑張っています。これは、就労ビザを取るために高校卒業資格が必要だからです。

・高校にも付加価値がある。

これまで話したところから言えば、少なくとも国内で言えば高認と高卒はほぼ効力としては一緒だと言えます。しかし、高校で得られるものは高校卒業資格だけではありません。体育祭や文化祭といった学校で経験できないイベントもそうですし、N高が持っているような職業訓練やネット予備校のような独自の取り組みを持っているところもあります。同世代の友達を作る機会ももちろんあります。高校生割引もあります。

・高校がダメなら高認という考えができる。

入った高校が自分に合わなかった場合に退学して高認を取るという方法があります。退学したとしても、それまで取得した単位は高認取得時に使えます。例えば、1年生の課程を修了すれば、平均して4科目の受験免除になります。逆に高認を目指していたけれども、あきらめた場合に高卒を目指す場合は、新たに3年間在籍はしないといけません。高認でどうしても合格できない科目がある場合は、通信制高校の科目履修が可能です。

元々、こちらの記事を書き始めてから思っていたことですが、片方がもう片方よりも優れているということはありません。ホームスクーラー本人の事情や興味によってどちらにするかは変わってきます。しかし、中学3年生の時点が分岐点です。広く情報を集め、よくよく吟味することをお勧めします。


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