【しくじり先生】フリースクールを開店して4カ月でつぶした話【俺の屍を越えてゆけ】

ロマンシングサガ2というゲームを知っている人は恐らくアラフォーではないでしょうか。ロマサガシリーズは3までありますが、私は今のところこの2が一番好きです。ロマンシングサガ2の特徴は、プレイヤーは皇帝で、次の代に自分の能力を引き継ぐことが出来る点です。例え、先代の皇帝で攻略を失敗しても、次の代で能力を受け継ぎ、先代の悲願を達成することができます。

実は私は、去年フリースクールを立ち上げたのですが、4カ月で閉めました。経営として上手くいかず、また今後もうまくいく気配が見込めなかったからです。原因は色々ありますが、そのうちの一つはもちろん私の力不足です。私はフリースクールの経営を失敗しましたが、だからといってこれからフリースクールを設立しようとする人を否定することはありません。むしろ、そういった人に「こういうことで失敗した」というリアルな話を伝えることによって、その方々に役立てばと思い、今回の記事にいたしました。




・家賃が高すぎる。

私は東京都で最寄り駅が早稲田駅のところでフリースクールを始めました。物件はビル2階で大通りに面しているところです。物件としてはいいところだと思いました。広さは50平方メートルとまずますでした。家賃もそのわりには安かったですが、1カ月13万円しました。正直これが一番のネックでした。私個人の貯金から資金を出しましたが、売上があまりない中、正直毎月13万円が飛んでいくのは結構プレッシャーでした。

オープン直後






・生徒があまり来ない。

支出が多くても、その分生徒が集まればいいのですが、そういうわけにもいきませんでした。色々なところにリンクを貼って、広告も打ちましたが、集まったのは3名だけでした。生徒が集まらなかったのは色々な要因があり、広告の質や量、信頼性、ホームスクールの方向性、月謝の高さ、費用対効果、など様々が考えらえますが、一つ言えることは、何もない素人が生徒を集めるのは相当厳しいということです。






・コンセプトは悪くないが、それを実行できる人材がいない。

私のホームスクールのコンセプトは「昼間の塾」でした。一般的なホームスクールはあまり勉強させないイメージがあり、逆にしっかりと勉強したい方をターゲットにしていました。頭ではこういう風にしたいというイメージもあり、事業計画書も書きました。しかし、それを書いたとしてもそれを実行できる人材がいません。結局私一人ですべてやっていました。一人がすべてに有能であればいいのですが、そういうわけにもいきません。やはりすべての教科を自分ひとりでカバーするのは無理があります。英語は問題なくできましたが、数学になると専門の人と比べるとやはり質は落ちてしまいます。会計とか初めてやりましたが、面倒くさいことこの上なかったです。案外公的なことが面倒臭かったです。税金や各種税金のやり取りで税務署やら労基署やら色々なところに行きました。

生徒向けのお菓子







・損切りを早くしたのが不幸中の幸い。

やがて、3人の内の一人が辞めて、別のところに移ることになり、それで糸が切れた感じがします。打開策もなく、このままお金だけがどんどんなくなっていくのがとても怖かったです。結婚もしていて、子供も生まれそうという状況でこのままではいけないと思いました。そんなときに役だったのが経済学の授業で習ったサンクコストという考えです。サンクコストの考えでは、投資したお金など、帰ってこないお金のことは考えず、今後ベストなチョイスをすることです。机など、まだ新しかったのですが、ジモティー経由で無料であげました。ゴミとして捨てたらかなりお金がかかりますし、売るにしても売り先が決まらないからです。幸い、机などはすぐに処分することができました。最近、カリスマホストで有名なローランド氏が、コロナの影響で店をオープンできず、泣く泣くリノベーションした店を閉店させましたが、彼を見ていて自分の判断は間違ってなかったんだなと感じます。





・フリースクールを運営したいんだったら客・コスト・人材の問題を克服せよ!

どの商売でも言えることですが、売上、コスト、人材の問題が解決されればその商売は上手くいきます。それではフリースクールの場合はどうでしょうか。客の問題は個人が0から始めると間違いなく返り討ちにあいます。理想は初めの段階から客がいる状態です。不登校生の親御さんであれば、不登校生の親の会で話をしてみれば、自分の子供を預けてくれる人もいるかもしれません。N中学校は、2年ぐらい前から営業を初めて既に1000人位の生徒獲得をしていますが、コンセプトもしっかりしており、広告費もけた違いで、何より角川ドワンゴと言う信頼できる看板があります。

コストの問題もあります。事務所の家賃はかなり大きいです。地方で自宅が大きい方は自分の家の一部を教室にあてがうだけで全く違うでしょう。そうでない人は、地域が持っている公民館のようなところを借りるのが一手でしょう。この方法であれば、無料ではないにしろ、通常の半分程度までにはコストを下げることはできるでしょう。しかし、公民館を借りるには2人以上のグループでないといけません。ここは誰かに協力を仰ぐ必要があります。

最期に人材です。前述したように一人ではフリースクールはできません。ベストは不登校生の親の会の人たちがボランティアワーカーとなって、一緒にホームスクールを行うことでしょうが、あまりそういった話は聞きません。親御さんたちも子育て以外に仕事などがあるので、そうはいかないんでしょう。せめて初期の段階で1人、2人仲間がいるだけで全然違うと思います。




・その後

フリースクール経営で出た損害はイメージ的には200万位というところでしょうか。家賃や色々机とかも買ったりしたので、そんなもんだったと思います。お金自体は確かに痛いのですが、おかげで経営に関してはかなり学ばせていただきました。高い授業料だと思っています。

現状はコロナもあって、オンラインでの取り組みが主になっています。こちらのWebサイトもその取り組みの一つです。私はこれまで、塾やサポート校で働いてきましたが、思ったことは、やはりこれらはオルタナティブでしかないということです。やはり学校が変わらないといけないと思います。理由は、学位が取れるところは学校だ、ということです。となれば、学校を作るまたは、学校を変えることが重要かなと思っています。いずれにせよ、教職は欲しいなと思い、いまは日大の通信教育部で教職取得のために頑張っています。まあ、今は力をつける時なんだと思います。










のぶしのてらこや(ホームスクールプラスα 運営会社)
ホームスクールプラスα
お問合せに関してはこちらからご連絡ください。
nobushinoterakoya@gmail.com

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です