【読書感想文】トム・ソーヤーの冒険を読んでみた。【アメリカ文学】

(この記事は2022年1月11日に記載しました。)


この記事を書いた人はこんな人



こんにちは

川崎です。

私の記事を初めてご覧になる方向けに自己紹介をします。
(何回か、読んでいる方はこの部分はすっ飛ばしてください(笑))

現在、2歳の男の子の父ですが、

日本大学通信教育部 文理学部 英文学専攻に所属しています。

今回、読書感想文のシリーズをはじめたきっかけは、

大学のレポートで「アメリカ文学」を読み、感想文を書かなければならなくなったからです。

最初は読むのもイヤイヤだったのですが、

読んでみると案外面白かったので、このシリーズを作ることになりました。

小説をちゃんと読むのは久しぶりでしたが、

改めていいものだなと思った次第です。


作者はこんな人



作者の名前はマーク・トウェイン。12歳で父を亡くし、植字工、印刷工など、様々な仕事を経験した後に、兄の経営する新聞社で記事を書くようになります。新聞で「ほら話」を各ようになると、それが認められ、作家としての道に進みます。代表作は「トム・ソーヤーの冒険」やその続編と言える「ハックルベリー・フィンの冒険」

あらすじ

トム・ソーヤーは、先だって母を亡くし、伯母の家に住んでいます。優等生には程遠く、悪童である。そんな彼が、恋をしたり、殺人を目撃したり、家出をしたり、洞窟に迷い込んだり、する話しです。最後にどうなるのか、それは秘密にしておきます(笑)



感想



・子どもとは「不完全」なものである。



トム・ソーヤーは正直、完全とはかけ離れた少年だと思います。自己中で、乱暴で、昔でいうガキ大将のような子どもです。一方で、機知に富み、行動力もあります。身近なアニメでいうと、サザエさんのカツオを少しマセガキにした感じでしょうか。

しっかりしている子供や大人である読者は、トム・ソーヤーに対して、「なんでもっとちゃんとしないんだろう」と思うかもしれません。

しかし、ふと考えてみると、「自分たちが子供のころも多かれ少なかれ、トム・ソーヤーみたいな感じ」だったのではないでしょうか。

この作品は1884年に書かれています。トム・ソーヤーが住む田舎では、まだ生活に宗教色が強いです。教会に行くのは当たり前ですし、寝る前のお祈りをしないと親に怒られます。

しかし、そんな時代背景を差し引いても、子供は、根拠のない逸話や伝説を信じるものです。例えば、トム・ソーヤーも魔女の存在を信じていますし、悪いことをすれば雷に打たれると思っています。

また、殺人を目撃した、トム・ソーヤーは裁判が始まってもなかなか証言をしません。犯人からの仕返しを恐れたためです。子供にとっては、警察や弁護士というのは遠い存在です。普段合わないからです。

しかし、近所に住むごろつきというのは、身近な怖い存在です。現在でも、高校生ぐらいの子でも、不良にカツアゲされても警察には言わないケースは多々あります。彼らは、仕返しが怖いのです。

トム・ソーヤーにとっても同じことが言えて、縁のない警察官や弁護士よりも、身近に住むごろつきの方が怖いのでしょう。なので、証言台の立とうとしません。

こうした少年特有の行動を、マーク・トウェインは良く描いているなと思いました。


・子供は「小さな大人」ではない。



トム・ソーヤーの冒険を読んで思い出すのは、「小さな大人」という言葉です。これは、ルソーが18世紀当時の教育手法を批判した際に使われた言葉です。

当時、子供は「ちいさな大人」として、大人と同じように働かされたり、お金持ちの家では、大人が教養として喜ぶ「詩の暗唱」などをさせられたりしました。

しかし、ルソーは、子供が大人になるまでには段階があり、平たく言えば、子供は子供らしい時を過ごすことが大事だと述べています。

「中学受験者数が増え続けている」というニュースをよく見ます。ツイッターとかでも、中学受験の話題が多く見られます。中学受験の準備は、早い人で小学4年生から始めます。塾に行って3年後の受験に備えるわけです。

中学受験が終わっても、ホッとできないそうです。合格した中学での入学説明会で、校長先生が「中学受験お疲れ様、さあ6年後の大学受験に向けて頑張りましょう!」となるそうです。

お隣の韓国や中国でも、同じように、いやこれ以上厳しい受験戦争が起こっています。子供を測る物差しは、「学力」でしかなく、「学力」によって優劣が図られます。

さて、トム・ソーヤーの冒険を読んでふと思ったのが、どれぐらい最近の子は釣りをしたり、チャンバラごっこをしたりするのかな?ということでした。

現在の子どもは勉強、勉強、暇が出来たらゲーム。都会であれば、公園すらありません。公園があっても「ボール遊び禁止」のような立て札があり、思い切り遊べません。(ゲートボールはいいのは何故なんでしょうか。)

最近の環境では、トム・ソーヤーのような子どもは生まれにくいのだろうなと思います。確かに、保護者からすれば、扱いにくい子供です。所謂「いい子」ではありません。

しかし、人生において大きな成功を収める人というのは、こんな感じの人ではないかと感じるのです。小さな時から、自分で考え、行動し、時に失敗した人だからこそ、大人になってその経験が生きているように思えます。

現在の子は大きな失敗はしないように出来ています。大学も就職も、第一志望でないにしても、堅実に上手くいくことが多いでしょう。しかし、残念ながら、そんな堅実な道も今の日本では困難になっています。

起業をして成功した者と、彼らに雇われる者、のような構図が出来てきて、前者が収益のほとんどをとり、後者は「残りかす」を分ける、そんな世の中です。現に、貧富の差も年々広がっています。

私は、大まかに言えば、子供をトム・ソーヤーのように育てたいと思います。自由で、色々な経験をし、また失敗を重ねていき、機知と行動力を持った大人に育ってほしいと思います。


まとめ



私は、大人で教育者なので、どうしてもこの方向からこの本を読んでいました。しかし、他にも色々な方向で読むことが出来る本だと思います。

例えば、19世紀後半のアメリカの風景を感じることもできる本です。子供も家の中で仕事がありましたし、ハックのような浮浪児も当たり前だったのでしょう。単純に子供の冒険話として読んでも面白いです。

読むには全く難解ではなく、小学生でも読める本だと思います。一方で、英語版は正直癖々して、すぐに読むのを止めてしまいました。結構慣れていない単語が多く、読みづらいという印象でした(笑)英語好きな方は英語版も試してみて!




ホームエデュケーションプラスα
東久留米さんぽ
英語オンライン家庭教師なら猫猫コーチング
お問合せはこちらまで
nobushinoterakoya@gmail.com

<iframe style=”width:120px;height:240px;” marginwidth=”0″ marginheight=”0″ scrolling=”no” frameborder=”0″ src=”https://rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?ref=qf_sp_asin_til&t=wakatonosama-22&m=amazon&o=9&p=8&l=as1&IS2=1&detail=1&asins=4788959461&linkId=01ad842efbe013adea8ac087d4fd4fe6&bc1=000000&amp;lt1=_blank&fc1=333333&lc1=0066c0&bg1=ffffff&f=ifr”>

    </iframe>

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です