日大通信 英語史 レポート課題攻略 

(この記事は2021年12月12日に記載しました。)

この記事を書いた人はこんな人



こんにちは

川崎です。

私の記事を初めてご覧になる方向けに自己紹介をします。
(何回か、読んでいる方はこの部分はすっ飛ばしてください(笑))

現在、日本大学通信教育部 文理学部 英文学専攻に所属して2年目です。

私自身、学部、大学院、共に経済学の人間でした。
塾や通信制高校のサポート校で英語を教えてきましたが、
やはり「教育の中心は学校だ!」ということで、教職免許を得たいと思い入学しました。

しかし、問題は入学当初からいきなり発生しました!
通信制大学ということで、横のつながりはなかなかできないのです。
特に1年目は孤独に学習を進めてきました(涙)

今回こういった「自分の学習記録に関する」記事を書き始めた理由は、
私自身が「他の人はどうやって勉強しているのだろうか」と感じたからです。
レポート課題で「不合格」をもらう時は特にそう思います。

「「合格」した人はどうやって勉強しているんだろう?」
ほとんどの学生の方は、一度はこう思ったことがあるのではないでしょうか。

通信制大学を卒業することや、教員免許をとることは競争ではありません。
隣で誰かが同じ目標に向かって走っているのは心強いものです。
是非、一緒に走って、一緒に目標を達成できればと思います!



英語史の難易度:★★★★★



文句なしの難易度★5つです。まず教科書が英語で書かれているという点でどれだけの学生の心を折ったことでしょう。また、英語史なんて触れたことがないトピックなので、その点でも難しく感じたこと間違いありません。

まず、英語のレベルがある程度ないと、この科目はクリアできません。英検準1級位のリーディングレベルが必要かなと個人的には思います。テキストが読めなければ、学習指導書の問題も解けません。そうなると単位を取るのは間違いなく不可能に近いです。

お勧めは、この教科書を読む前に、英語史の知識をある程度入れておくことです。1冊簡単な英語史の本を読んでおくだけでかなり違います。また、書いていることの裏取りにもなります。

一方で、英語で書いているだけで、内容自体は予習しておけば、「激ムズ」というわけではありません。教科書が読めて、理解できればレポートは書けます。


課題Ⅰ:英語の系統・大母音推移



課題Ⅰは以下の通りです。

横書解答

 A,B両方に解答。2,000 字以内にまとめること。

A .英語の系統について述べよ。(すなわち,インド・ヨーロッパ語族,ゲルマン

語派において英語はどのように位置づけされるか。)

B .大母音推移について述べよ。学習指導書p.19 の図式化された図も完成させよ。

英語史 課題1

 ポイント・キーワードと参考文献

〈ポイント〉

A .インド・ヨーロッパ語族にはどのような語派が下位区分されるか(ゲルマン語

派以外はごく簡単に示せばよい),ゲルマン語(派)の特徴,分類を記す。そし

て結論として英語の系統的な位置づけをする。

B .大母音推移はどのような音変化か。各音の変化に共通する特徴は何か。また,

各音はどのように変化したか,中英語時代の発音(変化前)と現代の発音(変化

後)を対比させる。

〈キーワード〉

A.インド・ヨーロッパ語族の下位区分,ゲルマン語の特徴,分類

B.長母音,閉音化,二重母音化

〈参考文献〉

 『英語発達史』改訂版(岩波全書)中島文雄著(岩波書店 1979)

 など英語史の本なら何でもよい〈参考文献〉

 『英文法解説─改訂三版─』江川泰一郎著(金子書房)

 『ことばの意味と使用─日英語のダイナミズム』澤田治美・高見健一編(鳳書房)

(有効期間は2019年4月1日より2023年3月のリポート受付締切日まで)


レポートの骨組み



まずは、大事なことを一つ

学習指導書p.19 の図式化された図も完成させよ。

とのことなので、学習指導書の19ページをコピーしてそこの図を完成させて、レポートに貼ります。

これをしないと、レポート再提出になります!

さて、レポートの骨組みですが、

問題AとBに分けて回答します。

問題Aは、インド・ヨーロッパ語族の下位区分,ゲルマン語の特徴,ゲルマン語の分類の順番で述べ、問題Bは大母音推移についてざっと説明し、それから、実際の変化のあらましについて述べます。


問題A



英語はインド・ヨーロッパ語族のゲルマン語派に属します。

まず、インド・ヨーロッパ語族の下位区分について述べていと、インド・ヨーロッパ語族はまず、サラム語系とケントゥム語系の2つに分かれます。サラム語系にはインド語派、イラン語派、アルメリア語派、アルバニア語派、バルト・スラブ語派が属し、ケントゥム語系にはギリシャ語派、イタリック語派、ケルト語派が属し、ゲルマン語派もここに属します。

ゲルマン語派の特徴(4つ)

アクセントが第一音節に置かれ(動詞(または動詞から派生した名詞)の接頭辞は除く)、結果として弱音節が出来た。

インド・ヨーロッパ語からゲルマン語に移り変わる際に、子音の変化が生まれたこと

(この際の変化の規則はグリムの法則と言われています。)

動詞組織の単純化であり、現在と過去の2時制になった。

弱変化動詞の出現で、これは過去形にする際にd(t)を含む接尾辞を使うもの。

ゲルマン語派の分類

ゲルマン語派は、ヨーロッパの東部・北部・西部地域にさらに分かれます。

東部:ゴート語→死語である。

北部:古ノルド語→スカンジナビア語のグループ。

古ノルド語はさらに西・東の2つの地域によってさらに分かれます。

西側:アイルランド語、ノルウェー語(ニューノルスク)

東側:ノルウェー語(ボックモール)デンマーク語、スウェーデン語

西部:高地ドイツ語(標準ドイツ語)、低地ドイツ語(北部方言)、アングロフリジア語

低地ドイツ語→低地ドイツ語(北部方言)、オランダ語、フランダース語、に分かれます。アングロフリジア語→英語とフリースランド語に分かれていった。


問題B



大母音推移:中英語から現代英語への変遷が起こり始める15世紀から18世紀ごろまでつづく長母音の音の変化。

共通する特徴として、この頃、長母音はすべて舌の位置を高めていき、i:やu:などこれ以上高くなることができないものは、2重母音化しました。

中英語の長母音が現代英語へ発展する際に2つの特徴がみられる。一つは長母音が閉音化しているということ、もう一つは2重母音化しているということです。

長母音の変化の具体的な流れは、学習指導書のp19の上段に書かれている各長母音の変遷を文章にすればいいだけです。

例えば、「15世紀以前のo:は、15世紀にu:になり現在でも使われている。しかし、南部の人はuwという感じの2重母音の発音をする。」みたいな感じです。

以下に、解答の画像を貼っておきます。




課題Ⅱ:強変化動詞・弱変化動詞・非人称動詞



課題Ⅱは以下の通りです。

横書解答

 A,B両方に解答。2,000 字以内にまとめること。

A .強変化動詞と弱変化動詞について述べよ。そして現代の規則変化,不規則変化

とどう関係しているか考えよ。

B .非人称動詞について述べよ。

英語史 課題2

 ポイント・キーワードと参考文献

〈ポイント〉

A .強変化動詞とはどういう動詞か,弱変化動詞とはどういう動詞か,それぞれの

定義を記す。弱変化動詞の例外とされるものはどういう動詞か。それぞれの動詞

の特徴を考え,現代の規則変化・不規則変化とどう対応するのだろうか。

B .非人称動詞とはどういう動詞か。非人称動詞の歴史的変遷と,非人称構文が人

称構文へと変化した理由を述べる。

〈キーワード〉

A .語幹母音,過去形の接辞,基本形(主要形),弱変化動詞の例外

B .非人称動詞はどういう動詞か(非人称動詞の定義),3 人称単数形,与格/対格,

it,人称化,言語的理由,目的格/目的語,主格/主語,同形,人称動詞/人称

構文

〈参考文献〉

 『英語発達史』改訂版(岩波全書)中島文雄著(岩波書店 1979)

 など英語史の本なら何でもよい。

(有効期間は2019年4月1日より2023年3月のリポート受付締切日まで)


レポートの骨組み



課題Ⅰと同じく、問題Aと問題Bに分けます。

問題Aは、強変化動詞、弱変化動詞、弱変化動詞の例外の順番で述べ、問題Bはまず、非人称動詞の説明、構文の変遷、変遷の理由の流れになります。


問題A



イメージとしては、

強変化動詞、弱変化動詞の例外→現在の不規則動詞、

弱変化動詞→現在の規則動詞、

のイメージですね。

強変化動詞とは、

過去形を作る際、語幹母音を変化させることで、活用変化をする動詞

古英語では、語幹母音の変化の基本形4つ:1.不定詞、2.過去単数(1、3人称)3.過去複数、4.過去分詞

例:bindの古英語であるbinden は、1. bindan, 2. band, 3. Bunde, 4. Gebunden

語幹母音が、i-a-u-uのパターンで変わっている。このようなパターンが強変化動詞では7パターンありましたが、中英語の時代になると、3パターンに減り、基本形も類推が進み、過去単数形と過去複数形の区別がなくなり3つとなりました。

弱変化動詞とは、過去形を作る際にdまたはtを含む接辞を加えることで、活用変化をする動詞です。

古英語での弱変化動詞の活用形は3種類:1.不定詞、2.過去、3.過去分詞

例:hearの古英語のhieranであれば、1.hieran,2. hierde, 3. hehiered。

語幹の母音は変わらないことが分かります。また、弱変化動詞も、活用変化の際に着けられる接辞によって、3パターンに分けられました。しかし、中英語ではこれも2パターンに減り、現代英語の始まりには、過去形、過去分詞に活用変化をする際には、語幹にedをつける活用に統一されました。

弱変化動詞の例外5つのパターン

1.過去、過去分詞が短母音化するもの。重子音や特定の子音(中英語)の前の母音が短く発音されたもの(bleed の古英語、beedan bledde

2.現在不定詞、過去、過去分詞が同型のもの。語尾がdまたはtで終わり、且つ短母音を持つものがこれにあたる。(例、cost)中英語では、重子音にすることで区別していたが、その後単子音化されました。

3.過去形、過去分詞形にする際には、語尾にt(e)を取り、語幹の長母音が短母音化するもの。語幹がnd,ld, v,l,m,nで終わる動詞がこれにあたる。これは現代英語でもみられます。(例:leave left)

4.古英語の弱変化動詞で不定詞はウムラウトによって母音語幹が変化したが、過去形、過去分詞形はその影響を受けなかったもの。(例、tellの古英語、tellan :不定詞、talde:過去単数)

5.弱変化動詞の3類動詞にあたるもの(例:haveの古英語 


問題B



非人称動詞とは?

三人称単数でしか使われない動詞で、論理的な主語を必要としない動詞で、物事が起こっている様や物事の状態を表すための動詞。

正直良くわからないですね。しかし、例をみるとわかります。

例:It is raining (雨が降っています。)

これがitとbe動詞を使った非人称構文に当たります。

古語では、与格or対格+非人称動詞

例:me licap (正しくはeとiの上に横線)

中英語では、与格と対格が目的格に統一、さらにitが加わる。

例:it likep me.

現代では、

例:I like

英語史の中で、人称構文が使われるようになった理由

心理的な理由

時がたつにつれて、自分たちの周りで起こっていることは、自分たち自身の行動の結果ということが分かってきた。古英語の時代では、自然が主体という考えがあり、人間の行動も自然よるものという考えでした。

言語的な理由:名詞与格の語形変化が崩壊していき、名詞や一部代名詞の主格と目的格が同じものになったからです。これだと、例えばGod likep thy requeste. のような文だと、Godは主格なのか目的格なのか区別できません。

結果、非人称構文なのか人称構文なのか判断がつかなくなります。こうした理由から、人称動詞としての使用が確立されていき、例えば、it like meと表現されていたものが、I likeと表現されるようになりました。


参考文献



英語の歴史 過去から未来への物語 寺沢盾著 中公新書

英語の「なぜ?」に答えるはじめての英語史 堀田隆一 研究者


評価



どちらも端的に、「要点が説明されています」と内容のものでした。一発合格はうれしかったです。指示が明確だったので、各個撃破していったのが良かったと思います。


科目修了試験



令和3年度現在においては、教科書の抜粋を和訳する問題になっています。要するに、「教科書ちゃんと読んでいたのか」を確認する問題です。

これは個人的にはかなり助かりました。教科書を読んで、一通り問題を解いていれば間違いなくできる問題だからです。「努力は報われる!」そんな感じの問題ではないでしょうか。


まとめ



英語でしかも、英語史なので、最初は高い壁を感じましたが、やっていくうちに「なんとかなりそう」という気持ちになりました。

正直、英語が出来る、出来ないで、難易度は変わってくる科目です。英語に自信がない方は後回しで良い科目です。まずは英語力をつけましょう。そして、自身がついたらやってみてください。1年かけて少しずつじっくりやるのもありですね。


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