Office Wordを使って一人でスピーキング練習をする方法

この記事の目的

スピーキングの練習で必要なことは「話す」ことです。話すことをしなければ、スピーキングの向上はあり得ません。なので、英語学習者は「話す」ために、英会話学校を探したり、ラングエッジエクスチェンジのパートナーを探したりします。しかし、これらの方法にはメリット・デメリットがあります。

英会話学校で、初級・中級クラスで行うことは、先生の言ったことをオウム返しする「ドリル」が中心でしょう。上級者でもせいぜい、買い物などの状況をシミュレーションした会話などでしょうか。英会話学校では他の生徒もいます。恐らく、話せて2~3分ではないでしょうか。それであれば、1:1のチューターはどうでしょうか。GABAなど、外国人の先生とその時間ずっと話をすることができます。ただこの場合、かなりコストがかかります。例えば40分のレッスンで、7000円位します。これだと、一般人では手が届かないでしょう。

一方でラングエッジエクスチェンジはいかがでしょうか。運の要素もありますが、趣味の合う人など、話しやすいパートナーが見つかればラッキーです。たしかに、パートナーがずっと話していて自分が話せない状況だったり、恋愛パートナーを探している人が結構多かったりします。それでも英語学習上級者にとっては、ラングエッジエクスチャンジは良いチョイスでしょう。コストもかかりませんし、気軽に英語を話すには良い方法です。

しかし、初級・中級者はラングエッジエクスチェンジで話が出来るでしょうか。答えは恐らく「難しい」でしょう。日本人は確かに、それなりの英語に関する知識があると思われます。しかし、それを口でアウトプットすることに慣れていない状態です。その状態で相手と話をしろと言われても、正直「難しい」としか言いようがありません。

では、初級・中級者はどのようにしてスピーキング、とりわけフリースピーチはどのように練習すれば良いのでしょうか。今回は、Office Wordを使ったスピーキング練習方法について記載します。




やってみてよかったこと

この方法のいいところは、スピーキング練習をいつでも、好きなだけできるところです。練習相手が必要なわけではないので、気軽にできます。また、この練習方法だと、自分にスピーキング方法に関して具体的な問題点が洗い出されます。ある単語の発音が出来ていないことが分かったり、話すスピードの遅さが見えたり、などします。




これまでの問題点

これまで、スピーキングを一人で練習する方法と言えば、自分の声を録音して、それを再生するという方法でした。しかし、これは正直億劫で、そこまでが見込めません。理由は、まず録音するという手間があります。また、再生して自分が話した内容を聞いても、どこが良くて、どこが悪いのかがわかりません。結局、この方法だと何となくやり続けているだけになり、問題点も洗い出すことができます。結果、このスピーキングの練習方法は非効率と言えます。

また、仮に誰かと話していても、そのパートナーが間違いを指摘するのは難しいでしょう。少なくともすべての間違いや改善点を見つけることはできません。これが出来るのは訓練を受けたネイティブの先生位でしょう。しかし、彼らに頼むと前述のように、1レッスン何千円もするような授業料を払わなければいけません。




解決方法

スピーキングの練習において大切にしているのは、1.自分が話した内容が確認でき、2.自分のスピーキングが相手にはどのように聞こえているか確認できる、です。この2点を達成するには、Office Wordのディクテーション機能を使うのが良いと考えます。

Office Wordのディクテーション機能とは、音声で文字を起こしてくれる機能です。自分が言ったことをそのまま、文章にしてくれます。スマホでも音声で検索をすることができますが、それのWordバージョンと思っていただければ結構です。

使い方は簡単です。「ホーム」をクリックして、右上にあるディクテーションのマイクボタンをクリックします。その後、ギアマークをクリックして、言語を選択します。今回の場合は「英語」を選択します。私は「アメリカ英語」を選択していますが、特にイギリス英語などでも問題ありません。

マイクがオンになっている状態で、実際に話し始めます。話す内容は特になんでも構いません。スピーチやプレゼンの練習でもいいですし、思いついたことをブツブツ話してもいいでしょう。この際に、自分が言ったことが文字起こしされていることを確認してください。

ある程度スピーチをしたら、一旦止めます。そこで、文字起こしがされた文章を確認します。仮に、自分が話した内容と文字起こしされた内容が全く一緒であれば、かなり優秀です。しかし、そのようなことはネイティブでない限りは難しいでしょう。この方法は発音の練習にも役立ちます。きちんと発音されていないと、Wordの方も正しく認識しません。

自分の話している内容の文法的な所を確認したいのであれば、Grammarlyを使うことをお勧めします。Grammarlyであれば、無料で文法的な間違いを見つけ出すことができます。初心者・中級者によくある間違いで、主語や動詞が抜けているということも案外見られます。知識として、主語や動詞は絶対に付けるのは分かっていても、案外実際に話してみると、自分も思いもよらない間違いをしていることもあります。話すというのは、ある意味書くよりも難しいことです。




Office Wordをインストールしていない方へ

この記事を読んでいる方の中には、Office Wordをパソコンにインストールされていない方もいると思います。そういった方はGoogleアカウントを取得してください。Googleアカウントを持っていれば、「ドライブ」からWordのドキュメントを使用することができます。そして、同じくディクテーション機能もついています。




この練習方法の制限

Office WordでもGoogleのWordにしろ、そのアプリケーションが画面に映っている状態でないと、ディクテーションができません。例えば、Office Wordをディクテーションの途中で最小化したり、別の画面を映してしまったりした場合、ディクテーションは自動的に終了してしまいます。なので、この練習をするときは、画面がWordのまま動かさないようにしなければなりません。




実際にやってみた

私の場合、TOEFLのまずはスピーキングセクション対策で使いました。TOEFLのスピーキングセクションは、英検のように係員がいるわけではなく、出された題に対して、コンピューターに話しかける形です。今回の場合も、題に対して、答えをスピーキングし、それを文字に起こしてもらって、実際に自分がなんて言っているのかを調べました。

私の場合は、焦っていると結構スピーキングの性能が下がることが分かりました。あまり、発音よく話せていないようで、意図していた単語と違う単語がスクリーンに出てくることが多かったです。一方で、ただ文章を読むだけであれば、さほどそういったミスはありませんでした。まずは落ち着いて、ゆっくりでいいので話すことが大事なのだと気が付きました。

TOEFL対策以外では、フリートークで独り言を話しています。特にテーマはなく、ダラダラと話している感じです。目的は、雑談などで詰まらないで話せるようになることです。途中で、単語が思い浮かばなかったりすれば、調べて話します。結構のんびりできる練習です。

文字起こしがされていくので、結構文字がたまると「あー話したなあ」と思います。1回で2~3000単語位になっていると、それなりに達成感を感じます。スピーキングの練習は、話せば話すほど良くなります。量をこなさなければ、やはり上手くはなりません。結構口と顎は疲れてきますが、それぐらい練習したとすれば結果はすぐに出てくるでしょう。




やってみた結果

これまで、自分のスピーキング練習はただ何となく練習するだけしかできませんでしたが、この方法だと具体的になにが問題なのかが見えてきます。問題点が見えてくるので、対策ができます。問題点を一つ一つつぶしていけば、自分のスピーキングはより良くなってきます。流暢さなど、この方法では測ることができないものも、TOEFL BANKのAI判定機能などを併用すれば、自分のスピーキングの立ち位置は見えてくるでしょう。




まとめ

今回はOffice Wordを使ったスピーキングの練習について話をしました。Office Wordを使えばスピーキングの練習が一人で出来ます。しかも、ディクテーション機能は発音もチェックしてくれるので、自分が話している内容が、どのように聞こえているのかもわかります。この方法であれば思う存分英語のスピーキング練習ができるでしょう。

この練習方法は、まだ英語でだれかと話す自信のない、初級、中級の英語学習者にはピッタリな方法だと思います。この方法で実力と自信をつけていって、ラングエッジエクスチェンジなどに挑戦して貰えればと思います。ラングエッジエクスチェンジもそう深刻に考えずにやればいいのではないかと思います。向こうも、こちらがノンネイティブであることは知っていますし、そこを考慮して話をしてくれます。仮に失敗したとしてもいいのではないでしょうか。語学は失敗して学ぶものです。誰も初めから完璧に話すことができる人なんていないのですから。




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